JBCEについて

会長挨拶

高島会長写真 高島 次郎

島津ヨーロッパ 社長

この度、山本氏の後を継いでJBCEの会長を務めさせていただくことになり、大変光栄に思っております。JBCEは1999年に設立され、それ以来17年以上にわたってEUの政策に貢献してきました。その間に会員数が20社から80社に増加しました。この事実だけとってみても、日本及びEUに、JBCEの重要さがいかに認識されたかがよくわかります。代々のJBCE会長の功績に感謝します。

島津ヨーロッパに社長として赴任する前は、約35年間、島津製作所およびその関連会社で働いておりました。その間一貫して全世界の分析機器事業市場にかかわり、多くの国々を訪問しました。もちろんその中にEU諸国も入っており、日本企業としての必要な役割を学びました。それと同時にヨーロッパの歴史、文化や人々についても知ることができました。

EUは、環境保護や企業の社会的責任、安全などの面で世界で最も重要な組織の一つです。残念ながら最近のEUは、BREXITやテロ、難民の移住などの問題を抱えています。それにもかかわらず日本企業の多くはEUでのビジネスを続けています。それは、EUが大部分のビジネスの分野で非常に大切な市場であるからです。

BREXITにもどりますと、国民投票の結果は我々のほとんどの期待を裏切るものでした。しかし我々はこの事実を認め、適切に行動しなければなりません。そのために、JBCEではこの度「BREXIT対策本部」を設け、今後のUK-EU間の交渉を見守ることになりました。規則や基準の調和した開放的な市場を維持することを目的とした建設的、かつ透明な交渉を望んでいます。

UK-EU間のみならず世界中で規則、基準が調和することが我々のビジネスにとって重要なことです。特に、環境、資源の有効利用、化学物質管理、循環性経済、国境を越えたデータの流れ、デジタル問題などの規則、基準の調和が切実に要求されます。それを実現するために、日本およびEUの政策作成者間の相互理解と対話を増やす努力をしたいと思っています。

JBCE内部の仕事としては前会長の姿勢を引き継ぎ、中期、長期計画を作り、会員の増加、予算のより良い使い方、会員同士の親睦、情報交換会などを考えています。

JBCEの会長として会員の意見、希望を代表し、ヨーロッパで日本のビジネスを促進し、かつ人と環境を保護する役割を果たすつもりです。会員皆さま、ご協力をお願いします。そして皆様とともに、日本とEUのためにJBCEをさらに有意義な、日欧間の強い架け橋になるような協会に育てていきましょう。

2017年6月12日

高島次郎