JBCEについて

会長挨拶

D7K_7907_web 森田 徹

三井化学ヨーロッパ 社長兼CEO

この度、高島氏の後を引き継ぎ、JBCEの会長を務めさせていただくことになり、大変光栄に感じております。

JBCEの設立は、1999年に遡ります。欧州委員会が進めていた環境リサイクル指令案への対応がその契機です。そして、早くも2年後には、当該指令案へのポジションペーパーが正式提案に採用されるという成果を上げております。以降、一貫としてEUの政策立案に着実な貢献を続け、当局からの信頼を強固なものにしてまいりました。

会員数も当初の24社から84社に増加しています。これも、JBCEが日本及びEUにとって、いかに重要であるかの証左であります。これまでのJBCEの諸活動に携られたすべてのみなさまに感謝申し上げます。

前任の高島会長の時代には、冷戦終焉後に始まったグローバリズムに対する通奏低音が表に出始めました。

2016年6月の英国における国民投票、そして11月の米国大統領選挙がその嚆矢で、今に至るも鳴りやむどころか一段と音量を増しております。

Brexitに対しては、JBCEとしては「BREXIT対策本部」を設けてその動向を注視し、タイムリーに情報発信をしております。

一方、日本とEUの間では、経済連携協定(EPA)が昨年7月に妥結致しました。今年7月17日、日EU両政府は正式に協定に署名し、来年早期の発効を目指しております。このEPAにより、世界貿易の約4割を占める日本とEUによる,世界で最大級の規模の、自由な先進経済圏が新たに誕生します。

自由貿易の円滑化による諸国民の富の向上を期待します。

さらに、ビジネスにとっては、世界中で規則、基準が調和していくことが大いにその効率を高めます。特に、環境、資源の有効利用、化学物質管理、循環性経済、国境を越えたデータの流れ、デジタル問題などの規則、基準の調和が切実に要求されます。それを実現するために、JBCEとしては、日本およびEUの政策立案者間の相互理解と対話を増やす努力を続けてまいりたいと考えております。

また、EUの政策形成に貢献するというJBCEの使命の具体化として、有意なフラッグシップ・イベントを年一回開催しようと考えております。内部の仕事としては、会員数の増加、会員同士の親睦、情報交換会などに加えて事務局体制の強化を考えています。

JBCEの会長として、会員のみなさまのご意見・ご要望を代弁し、欧州における日本のビジネスを促進し、かつ人と環境を保護する役割を果たすつもりです。日本とEUのためにJBCEをさらに有意義な、日欧間の強い架け橋になるような協会に育てていきましょう。ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

2018年7月17日

MITSUI CHEMICALS EUROPE GmbH

会長兼CEO

森田 徹